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7・5vs玄海タンガロア観戦記

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   始めが肝心 

JR神戸線・鷹取駅そばにある「JR神戸総合グラウンド」。

JR西日本「レイラーズ」の本拠地でもあり、西日本屈指の天然芝の環境を誇る。

「レイラーズ」さんのご協力もあり、六甲・玄海・JR西日本の三つ巴での練習試合が行われた。


「玄海タンガロア」。

サニックス、コカコーラOBも多く在籍する九州最強チームである。

早朝6時の新幹線ではるばる神戸までやってきた。

公式戦も含めて、六甲はこれが初対決となった。


「(玄海・JRと)同じ相手とは40分しか戦えない。だからこそ、最初の入りをしっかり意識しよう」

ゲームキャプテンの加来が円陣で話す。

FWに関してはブレイクダウンでの一つの決め事をフォーカスして試合に臨む。

キックオフ。やはり九州最強チームだ。個々の当たりが激しく重い。特にFWに自信を持っているのか、パワープレーで仕掛けてきた。

しかし、六甲は3分、ゴール前の連続プレーからSO安部が右中間に飛び込み先制のトライを決める。

“九州対決”となればこの二人が黙っていられまい。福島ブラザーズである。玄海には知り合いも多いという。11分。ゴール前ラインアウトで弟・勇樹がキャッチし、そのままモールをドライブ。最後は兄・清登がタッチダウンした。

FLの弟・勇樹も積極的にボールに絡み、好プレーを見せる。昨季はWTBで毎回FB玉川に怒られていた“バカチン”プレーも最近はなりを潜め?積極さが目立つ。また、ゲームリーダーのHO加来も古豪・東築高出身。密集から抜け出してトライも決めていく。

「セットプレー、エリアの確保、ブレイクダウンで有利に立てたので、ゲームの流れをつかむことができた」

最後尾から戦列を整えたFB玉川が戦況を語る通り30分過ぎまでに六甲は4トライを重ねた。

 しかし、玄海も六甲のメンバーが変わった終盤にFWからモールで2トライを返す。それでも、最後は真夏なのにロングスパッツを履いた“不思議ちゃんWTB”副島がゴール隅にトライを決めて29-12での1本目終了となった。

 もちろん守備や攻撃面での新たな課題も見つかった。しかし、春シーズンこれまでにない「気持ちがいい」戦いぶりに、多くが手ごたえをつかんだ。

 玄海の選手陣容も主力となる選手がいなかったように思える。全国大会で当たる時は全く違ったチームになっているに違いない。

 六甲は次のJR西日本戦に向けて勢いをつけた形になった。

(三宮清純)

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