Quantcast
Channel: ROKKO RUGBYFOOTBALL CLUB OFFICIALBLOG
Viewing all articles
Browse latest Browse all 781

10・8vs関学大観戦記

$
0
0

悔しかったら、やれ!

0-62。10トライを奪われた。

関学大に爪痕すら残せなかった。

六甲は、弱い。

 

急に決まった試合で、いつものメンバーではなかったかもしれない。

ケガ明けや久々のメンバーもいたかもしれない。

それにしても、である。

「この試合、多くのメンバーには(公式戦へのアピール)チャンスだったんですが・・・」

チームをまとめた副将の玉川もやや呆然自失の症状だ。

 6月の関学戦では、キックオフ直後に立て続けに3トライを奪われた六甲。それだけに、最初の入りに集中。スクラムも互角フェイズも対抗。だが、敵陣に入ってのラインアウトで痛恨のミスでFK。一気に自陣に戻されて、ラインアウト&モールで簡単に先制トライを許してしまう。

 この日はラインアウトが特にひどかった。せっかくチャンスをつかんでもミスからターンオーバー→関学の逆襲→デフェンスをこらえきれずにトライ。そんな場面が何回かあった。

 関学は周囲に翌日の公式戦を控えたAチームメンバーや、それ以外の多くの部員が声援を送っていた。仲間の前でヘタなプレーはできない。その思いがピッチに立った一人ひとりの選手からにじみ出て、波状攻撃で六甲のスタミナを奪っていく。

 防御では、初めのうちは肩をしっかりあてた好デフェンスがあったが、やがて学生はズラして当たり、二人目、三人目の塊になってドライブを仕掛けてくる。

  後半、関学はメンバー15人を入れ替えてさらに襲い掛かってきた。なんとか盛り返そうとする六甲FWも、FL中村の攻守にわたる奮闘が目立つがその後、2人目3人目の寄りが学生に分があり、好条件の球が出ない。

 BKにしても、何とか状況を打破しようとする気迫も感じられず、最後は関学の思うように攻められ、絶望の中でのノーサイドとなった。

 「(トライを重ねられるたびに)グラウンドでのコミュニケーションがなくなっていった。FWはセットプレーに危機感をもってやらないと…」

ビデオ係として戦況を見守った福島清も言葉が少ない。ほぼ自陣での攻防。相手22メートルを越えたのはわずかだった。

「せっかくチャレンジできる絶好の試合だったのに。関学さんにも申し訳ない」

 玉川副将は続ける。

「もう一度、みんななぜ六甲クラブを選んで、プレーしているかを、真剣に考えてほしい。今日のチームには誇りというものがあまり感じられなかった。」

 

日本一を目指すというには余りにもおこがましい結果に、選手たちはどう受け止めているか。

この試合に出た選手だけじゃない。全ての選手メンバーはどう受け止めているか?

仕事が忙しい、時間がない。

言い訳なんかいくらでもできる。

しかし、どこかで人任せにしてないか?悔しさを忘れてないか?

怒りを忘れてないか?

 

来週からは公式戦も本格化。対戦するチームはすべて「打倒・六甲」を目標にもてる力以上の情熱をもってぶつかってくる。

弱いから立ち向かえばいい。

つべこべ言わずやればいい。

この惨敗から、六甲はどう立ち直っていくのか、注目される。

(三宮清純)

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 781

Trending Articles