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【北海道セブンズレポート】

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 【安部キャプテンの北海道セブンズレポート!】

 

 北の大地で繰り広げられた北海道セブンズ。前回までは土曜日朝の当日入りでしたが、毎年現地着から初戦のキックオフ時間まであまりに時間がないことから、今年はメンバーの半分が強引に?有休をとっての前日入り。昨年より準備をより確固なものにして初戦に臨みました。

●6月23日(土)予選プールF

 六甲 0-55 SDS

 2020年の東京五輪での金メダル獲得を目指し、またセブンズ日本代表の強化を目指して強化を続けるSDS(セブンズ・デベロップ・スコッド)。メンバーもリオ五輪4位の原動力になった坂井選手(豊田自動織機)、大石選手(NEC)、副島選手(コーラ)や松井千士選手(サントリー)といったそうそうたるメンバー。なんと10日前から定山渓入りして、現地で強化練習に励んできたチームです。

 「1回でも2回でもいいから、相手が本気になるプレーをしよう!」と臨みましたが、相手のプレッシャーを自らのミスで流れをつかむことができずに大敗。しかし、世界と戦うSDSの選手たちと試合ができたことは、本当に貴重な経験になりました。結果的に2戦目以降、いいゲームができたのは、この試合があったからだと思います。

 SDSは翌日も実力をいかんなく発揮して大会優勝。

 べたすぎますが、この言葉を使わせていただきます。

 「SDS、半端ないって!」

 六甲17-21福井

2戦目の相手は、今年の国体開催県でもあり、一宮セブンの王者でもある福井県。元日本代表の小野澤選手や、菊谷選手もメンバーである本格的に強化されたチームで劣勢も予想されました。

 ただSDS戦の反省から、マイボールキープ、ブレイクダウンを一人一人が意識して試合に臨みました。 

 前半開始からグラウンドを大きく使ってフェイズを重ねてトライを取ることができました。終始優位に試合を運びましたが、残り数十秒という所で、マイボールのペナルティを有効に使うことができず、逆に相手に攻め込まれて「サヨナラトライ」を喫してしまいました。

※北迫コーチ「この福井戦はホンマに惜しかった。試合後集まった時に、安部が『俺の責任で申し訳ない』って言った時に、他のメンバーが『負けたのは皆の責任やから、そうなる前に、全員が意識してプレーすれば絶対にいける!』と再確認できたのがよかったな。15人制でも活きて来る一番のポイントやった」

●6月24日(日)ボウル・シールドトーナメント
六甲21-12奈良

 今大会に急きょ参戦が決まったという奈良県。キャプテンは同じ六甲クラブの選手でもある拝原選手。若いメンバーも多くスピードと豊かな運動量が魅力のチームでした。

 六甲は前半先制しましたが、前日の疲れもあってか、足取りも重く、チャンスで細かなミスが出て点差を広げられず苦しい展開

に。最後は何とか逃げ切る形で、今大会初勝利を上げました。

  六甲21-12北海道

 最終戦はボウル優勝をかけて北海道選抜と対戦。北海道選抜はバーバリアンズの選手も入り、初日は秋田NBを倒した茨城県(来年の国体開催県強化チーム)に肉薄した実力チーム。

 六甲は遠征の集大成として、デフェンス、マイボールキープを意識して試合に臨みました。

 序盤は北海道のパワフルなアタックに苦しめられました、なんとか2トライをあげてハーフタイム。後半もこのペースでと思ってましたが、北海道に防御を崩され苦しい展開に。しかし、最後はデフェンスを立て直しなんと逃げ切りボウル優勝を達成しました! 

今大会参加した選手、スタッフ18人でつかんだボウル優勝でしたが、以下の選手が特によかった思います。 

 

 FWでは平岡 突破役が少ない中、積極的なボールキャリーで前進して多くのチャンスを演出しました。キックオフでも安定感あるキャッチや、ライン攻撃にも参加して、普段はなかなか見られないプレーを多く実行してくれました。

 BKでは瀧村 積極的なランとサポートで2日目はスタートメンバー。奈良戦、北海道戦と全てのトライに絡む活躍をしてくれました。年上のメンバーばかりの中、コミュニケーションも積極的かつ、円滑に行い、多くのチャンスを作り出してくれました。

 ※北迫コーチ「安部ちゃんはキャプテンとして常にチームを引っ張り続けてくれた。ランとスピードで流れを作った晋也(和田)も良かった。前半5分勝負の由良もいぶし銀の活躍やったね。マサ(藤坂)も安定感あってよかった。敢闘賞は24日に誕生日を迎えたかおりちゃん(竹中マネ)かな。家庭もあるのに、チームのために色々サポートしてくれました」

※東田哲也団長「初日のSDSにはさすがに大敗しましたが、福井戦はノーサイド直前の選択ミスから大逆転トライを奪われ本当に悔しい結果でした。しかり2日目のトーナメントでは連勝で大会を気持ちよく締めくくることができました。

 次代のエースとして瀧村がスピードを生かして活躍、奈良選抜戦では巨漢の平岡が約50メートルの独走トライを決めたのが印象に残ってます。谷の仕事量、和田、藤坂も慣れないFWで奮闘。安部キャプテンのリードも見事でした。

 SDS、オーストラリアなど今年もレベルの高チームが多く、遠征メンバーも大いに刺激になったことだと思います。この経験を15人制にも活かし、全国大会での王座奪回につなげていってくれるものと信じております。参加チームの皆様、主催者の北海道バーバリアンズの皆様ありがとうございました」

 

 今大会通じて、すべての試合で楽な試合はありませんでした。全ての局面で厳しいプレーしないことには勝利はないと感じました。(15人制の)全国大会のようなギリギリの試合が続く中、選手一人一人が役割を全うし、ボウル優勝を勝ち取れたのは本当に素晴らしい経験となりました。特に初日の福井戦で勝ちきれなかった場面の悔しさは15人制でも必ず役に立つと思います。

 参加した選手は、これをただの思い出にするのではなく、チームに持ち帰り、他のメンバーに今回の経験を共有したり、プレーとしてグラウンドで表現することで、今回の遠征を本当に価値あるものにできると思っております。

 

最後になりましたが、主催者でもある北海道バーバリアンズさんのホスピタリティは毎回素晴らしく、最高の環境で、最高の仲間と一緒に最高のBBQ・ビールで最高のひと時を過ごすことがました。

 

 皆さん本当にありがとうございました。

 

 六甲クラブは「日本一」に向けて引き続き頑張ってまいります。応援のほどよろしくお願いいたします。 

 

 セブンズキャプテン 安部都兼


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