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10・24VSくすのきクラブ観戦記

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 準備はできているか?

 

すっかり秋めいた加古川・日岡山グラウンド。

 近畿リーグ第3戦の相手はくすのきクラブ。当初は「開幕戦」として9月に予定されていたが、緊急事態宣言延長の影響でこの日に延期されていた。

 「前の試合(スーパースターズ戦)の課題や反省を生かしながら、今日も思い切ってやりましょう!」

  中村主将のゲキで始まった。

  キックオフ早々、くすのきクラブは元ヤマハのCTB山本が人に強い所をみせて六甲陣に斬り込んでくる。連続攻撃に六甲はたまらず反則。ショットを選択したくすのきが3点を先制した。

 

六甲もすぐさま反撃。相手キックをチャージしてボールを奪うと、CTB鈴木がトライ。FB安部の
コンバージョンも決まって六甲が7ー3と逆転する。

 そのごしばらく膠着が続いたが、18分にはもう一人のCTB山下がトライ。このあたりから六甲が敵陣で有利にトライを重ねるようになってきた。

 

この日のメンバーは、前の試合でケガ人などが出たことから様々なメンバーが先発に起用された。

 その中でも注目されたのが、鈴木・山下の〝新人コンビ〟だ。ともに地元・神戸出身。神戸甲北から龍谷大に進んだ鈴木はこの日が初先発。こぼれ球に鋭く反応してボールを確保したり、先制トライを挙げるなど攻守に活躍した。

 一方の山下は古豪・県立星陵高出身。無印ながらも7人制の国体選抜にも選ばれるなど奮闘している。サイズはさほど大きくないが、ウエイトトレでベンチプレス140㌔を上げるなど肉体強化で当たり負けしない身体を作り上げている。この日も前半、中央付近からのカウンター攻撃で、相手防御をスルリ、スルリと抜けだしトライを挙げる場面も。後半途中に退くまでにハットトリックを達成した。

 

その山下の星陵高での「半世紀先輩」がFL西谷である。48歳となる今でも、相手に痛みを与えるカッチカチの当たりは

健在だった。

 そのほか、前の試合ではリザーブやサポートに徹していたメンバーも活躍。限られた時間ではあるが自分たちの役割をしっかりと果たしていった。

 「鈴木と山下のコンビ。メチャクチャ頑張ってましたね。2人とも最近ラグビーを楽しんでプレ―しているようで嬉しいですね。」と中村主将も話す。若い選手の活躍はチームに活気を与える。当然伸びしろも沢山あるので大いに期待される所だ。

 

前後半7トライずつ重ねて90-3での勝利。大勝にも榎村GMは気を緩めない。「せっかく攻め込んだのにノットロールアウエイなど反則したり、ノッコンなどのイージーミスも多かった。前のプレーに自分がどう反応するか、どう準備するか、まだまだ課題は多い。ミスした時こそしっかりコミュニケーションしていかないと」

 それでも試合を重ねて行く度に内容は良くなっている試合後にはこの日出た課題を、メンバーで色々意見交換する場面が多く見られた。

 2カ月でリーグ戦を5試合こなす。当然ケガ人は出てくる。

 「誰が出ても「楽しく、強い」六甲のラグビーを」

 道はまだ半ば。

 六甲ファイテイングブル。

 今はただ走り抜けるのだー。

 (三宮清純)

 

 


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