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1010VS摂南大観戦記

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真夏の大接戦



 摂南大学・寝屋川グラウンド。

 最新の人工芝環境と、トレーニングジムを併設する広大なクラブハウス。キャンパス隣接、コンビニも激近など社会人チームも顔負けの最高の環境である。

 六甲クラブは、ここで毎日厳しい練習を積み重ねている摂南大ラグビー部と試合を組んで頂ける機会を得た。



 「おそらく春シーズン最後の実戦機会になる。ムチャクチャ暑いしミスは必ず起きる。それでも互いにコミュニケーション取って思い切りチャレンジ、楽しもう」(小野主将)

 「戦術など試していくこと多いけど、ミスしても、焦らないこと」(CTB北畑)

 先月に予定されていた強化試合が諸事情で中止となり、実質この試合が今季初の格上クラスとの実戦機会となる。

 自分たちの力はどれくらいなのか?

 「走りましょう!勝ちにこだわりましょう!」

 ゲームキャプテンを務める№8三﨑のゲキで、六甲戦士はピッチに散らばった。



 摂南大のキックオフ。

 やはり学生たちは自陣から積極的に仕掛けてくる。

 早々の2分、タックルが甘く、摂南CTBサボイの強烈な突進からつながれてあっさり先制トライを許してしまう。

 気持ちを切り替え六甲はすぐさま敵陣ゴール前ラインアウトへ。だが痛恨のミスでトライに結びつかない。

 それでも12分、中央付近でのラインアウトから攻撃する摂南がボールをこぼす。すかさずSO安部が拾い上げて一気に左に展開。小気味よくボールをつなぎ、最後はその安部がゴールライン左隅に飛び込んだ。難しい位置からのコンバージョンも決まって六甲が逆転に成功する。

 



続く23分、再びゴール前ラインアウト。今度はガッチリ取ってモールを形成。最後はバックスも混じり押し込み、FL岡田が右中間にタッチダウン。14ー5とする。

 だが学生たちもすぐさま反撃。少しでもタックルが甘いと一気につながれ大きくゲインラインを許してしまう。

 激しい学生たちの当たりで六甲は前半からケガ人が続出。BKには50代のWTB井上を投入。FWには50歳になったFL西谷も激しい当たりを見せるなど幅広い年齢層で学生たちに立ち向かう。

 21ー19でのハーフタイム。氷とタオルでクールダウンしながら、後半への対策を講じる。

「相手のミスでリードしているだけ、後半もっと走ってくる」

「しっかり前に出て相手にプレッシャーをかければ必ずミスをしてくる」

 ケガ人も出て厳しい状況だが、「やるしかない!」勝負の後半が始まった。

 



後半最初の得点は六甲だった。敵陣デフェンスでプレッシャーをかけ、相手ボールを拾い上げたLO木曽が身体を回転させ前進。巨体に似合わぬ器用さでインゴールにミニパントをあげ自ら押さえ込んだ。このトライで「もっとやれる!」とチームが鼓舞した。

 「元気印」のFL岡田は前半から低い重心から重たいタックルで相手の流れを止め、摂南大出身CTB藤井兄は「3年振りの実戦」ながらも「めちゃめちゃ楽しいです」と母校相手に攻守で躍動した。同じく摂南大卒の藤井延は後輩に「みぞおちタックル」のお見舞いを受けて悶絶する場面があったが、社会人になっても思い切りプレーする姿を後輩にみせつけた。

 SH北埜は細すぎる身体から、重圧なプレッシャーにも負けず自在なパス回しでチャンスを何回も演出した。

 ケガで前半途中からHOがいなくなったFWだったが、加村が「高校以来」というHOに入り、猛然とプレッシャーを掛ける。

 摂南大は次々とフレッシュなメンバーを投入し、勝負をかけに来た。次第に頭より身体がついて行かず連続トライを奪われ逆転を許し、より点差が開いて行くかと思われたが、少ないチャンスの中から安部の巧みなキックパスから伊藤や岡田がトライを上げ3点差まで食らいつき、ラストワンプレーだったが、ボールが滑ってミス。47ー50での無情のノーサイドとなった。

 やれた所とまだまだ足りなかった所、悔しさとほろ苦さが混ざる一戦だった。

 「勝ちにこだわって、と言っていたが、負けてしまった。これを『これをナイスゲーム』としてはいけない」(三﨑)

 「もちろん課題はありましたが、前向きに捉えてもいい内容もたくさんありました」(北畑)

 猛暑の中、不慮のケガ人が続出するなど厳しい環境だったが、トライを取られても最後まで接戦することが出来たのは、自分の年齢より半分以下の学生たちに挑んだベテランメンバーや、集中が切れそうなメンバーをプレーや叱咤激励で支え合う多くの仲間がいたことだ。

 クラブチームは限られた練習時間や環境だが、平日などに自分のパフォーマンスを上げるトレーニングをもっと積み重ねていけば、もっともっとラグビーを楽しめる。仲間とより強い絆が生まれる。サポートに回ったメンバーや試合に参加出来なかったメンバーにも「俺も!」と思わせる内容だった。

 秋には近畿リーグも始まる。今季の「全国大会への道」はこれまでにない激しく厳しく険しい道のりになる。

 どこまでチームを熟成させ、化学反応させていくか?

 クラブの主人公は自分自身でもある。ラグビーをもっと楽しむために必要なことは・・・。

 六甲クラブの挑戦は続く。

 (三宮清純)

 


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